安全な投資方法
投資には、長期型と短期型があります。ここでは、長期型の安全志向の資産運用の心得を紹介します。
①余過剰資金を使うこと
これは、基本ですが、投資には無くなっても困らない余ってるお金を使いましょう。減って精神的ダメージの無い範囲が目安です。
②元本を抜くこと
投資で儲けた利益分だけで運用し、元手分の金額を抜きます。そうすればその投資対象の価値が0になっても、自分の損失はないということになります。
③買ったらそれより高くなるまで絶対に持ち続けること
投資で儲けるというのは簡単に言えば、安く買って高く売ることです。高く買ってしまってもそれより値段が高くなるまでホールドしておけば理論上、損をすることはありません。
ただし、将来的に上がる見込みがない場合は早めに手放す損切りをしたほうがいいかもしれません。
④現物取引をすること
ここが一番大事なのですが、投資には大きく分けて現物取引と信用取引というものがあります。現物取引というのは、言葉のままですが現物で買う取引です。
例えば、元手1万円でリンゴを買うとすると、100円の時に100個のリンゴを買って、後日リンゴが150円になったときに売れば、儲けは(150-100)×100=5000円です。逆に、50円になってしまうと-5000円ということですね。
それに対して、信用取引というのは自分の預けたお金の何倍ものお金を借りて取引をすることが出来ます。つまり、100万円を証拠金として預けると、例えば15倍の1500万円で取引ができるということです。この倍率のことをレバレッジと言います。
さっきは元手1万円でしたがレバレッジ15倍にして信用取引をすると、15万円分のお金を借りて取引することができます。つまり、100円の時に1500個のリンゴを買って、後日リンゴが150円になったときに売れば(150-100)×1500=75000円儲かります。 逆に、50円になってしまうと-75000円となります。
信用取引は、このようにハイリスクハイリターンです。当然、マイナス分は取引会社に追加で払わなければなりません。(マイナス分は払わなくてもいいゼロカットという方式をとっている取引所もあります。)
現物取引だったら損をしたとしても、借金をすることはありません。
しかし、信用取引の場合、自分の資産を失うだけでなく自分の払えない程の借金を負うリスクもあります。
安全をとるなら現物取引がいいでしょう。